webエンジニアやwebデザイナーとして働く上で起こりやすい問題が、アジャイル開発による負担増です。アジャイル開発とは、プロジェクトの納期を短くするための開発手法で、計画と設計、実装とテストという一連の工程を繰り返すことで質を高めていくやり方がよく用いられます。ユーザーなどの意見や要望を柔軟に取り入れつつ、比較的短期間のうちにプロジェクトを形にできるという大きなメリットがある一方、デメリットも少なくありません。意見や要望を取り入れていく中で方向性が迷走しやすい、全体のスケジュールを管理しにくいため納期を短くするどころか遅れが出る恐れがある、などのデメリットを抱えている手法です。そして、webエンジニアやwebデザイナーは、仕様変更などの影響を受けると仕事の負担がかかりやすく、残業の連続などの影響で相当にしんどい状況に追い込まれることも珍しくはありません。
一人ひとりの努力では改善が難しい場合もあるものの、チーム内でしっかりとコミュニケーションを取ることは有効な対策です。アジャイル開発の失敗につながる代表的な理由は、チーム間の連携のまずさによる効率の悪化です。積極的にコミュニケーションを取り、同じ目標を共有することは、アジャイル開発を成功させる上で欠かせません。また、アジャイル開発に適したツールを使用することも大事で、ローコードプラットフォームなどの仕事の効率化につながるツールを積極的に使用していきたいところです。また、早めに出社して準備を整えるなど、効率化のための努力を率先して行うことも欠かせません。